地味に面白い、ふるさと自衛隊

緊張感の欠片もない

そして最後に紹介するのが、個人的にもまさかと思ったのが何と日本の自衛隊の全面協力で制作された『ふるさと自衛隊』という戦略シミュレーションゲームだ。ベースはカードを集めて対戦していくものとなっているが、こちらの作品は日本の自衛隊が実際に実装備として取り揃えている装備を実際の画像で集めていく。自衛手段として結成されている自衛隊だが、その性質は戦争目的での運用は禁止されている。最近だとどうにもきな臭い匂いが漂っており、もしかしたら自衛隊が戦争へと駆り出せるようにしたいと考えている政府の考えが出ているため、ちょっと複雑な心境だ。

ただ言われてみると興味が湧いてくるのも確か、ただでさえ機密情報の塊かつ情報がもれないよう操作されていることも相まって、どうにも概要を理解するのは難しい。特に装備という点については一番気になるところ、一体日本の自衛隊が用意している装備とはどんなものがあるのかは自衛隊マニアでなくても知っておいて損はない。

すごく気になるが、まずこのゲームの概要について触れていこう。

用意されている装備で戦った場合

自衛隊は現実には戦えない、ただ戦えない割には何故か取り揃えられている装備については世界も仰天な最新装備が為されているという。何をしているのだろうかと思いたくなるが、それらを実践で使用することは憲法で固く禁じられている。その憲法を破ろうとしているという問題も出てくるがその辺のところは一旦置いておこう。自衛隊がもしも本当に戦争で戦うとした場合、最新装備がどれくらいの威力を伴っているのか、そのさまを目撃することになる。

カードとして集める画像は実際に自衛隊で管理されている本当の代物だ。また過去に自衛隊で使用されていた退役装備はもちろん、さらに今後開発されるかもしれない装備も登場するなど、少しファンタジー混じりな世界観になっている。

よくもまぁ出来たと関心の一言

現在、自衛隊を始めとした国の最高機密を国民に知られないようにする秘密保護法で、防衛省直属の自衛隊に関しての情報も中には秘密保護法に該当するようなものばかり存在しているだろう。武器関連についてもある程度範囲が定められている中で、このゲームで撮影された画像は本当に本物の武器が自衛隊の協力を得て撮影されているという時点で、画期的といえる。よく引っかからなかったと感心するばかりだが、逆に言えばここで登場する現役の武器は知られても問題ないレベルの武器で、それ以外の未来的武器として登場する枠は実際に公開してはいけない物を差し替えるために発案された、そう考えたほうが妥当だろう。

この作品で登場する武器は全120種類の800枚以上も存在しているので、集めようと思ったらかなり困難だ。やろうとしている人は根性で、お金様の力を借りて資金力に物を言わせるようなこともあるかも知れない。全て見てみたい気もするが、コンプリートは遠い道のりだろう。

女性自衛官という意味でも

このゲームではプレイヤーの副官として女性自衛官を1人設定できる。キャラクターのイラストについてはいわずもがな、現実にはありえないような美少女が担当しているのは二次元作品だからこその強みということにしておこう。ただその点を除いても女性自衛官というのは、やはり昨今の自衛隊でいえばかなり貴重な存在だ。正確には軍人ではないものの、それに近い性質と環境の中で暮らしている女性たちを想像するのはかなり難しい。

リアルでも女性自衛官と言われればやはり物珍しさに見てみたいと思う人もいるはず。ただこの作品の自衛官とリアルの女性自衛官は比べるいわれも是非もないため、その点については深く言及はしないでおこう。色々な意味で残念な気持ちになってしまう。

こんな変わり種なスマホゲーム作品まで登場しているあたり、今後も意外とコアで実は物凄い貴重な作品と邂逅することもあるかも知れないので、今後も市場からは目が離せなさそうだ。

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